この記事の使い方
このシリーズは、COBOLの経験レベルを問わず読めるように構成しています。
👤 引き継ぎ担当者向け
「突然COBOLシステムを引き継いだ」
「ビルド構造がよくわからない」
「ビルド構造がよくわからない」
PART 01 から順番に読んでください。基礎的な概念の解説から始め、作業の全体像を掴んだうえで実践に進めます。
👨💻 COBOL経験者向け
「開発・保守経験がある」
「モジュール構造は理解している」
「モジュール構造は理解している」
PART 01の概要だけ確認したら PART 04 から読み始めてください。ツールの選定・手法の比較・検証方法に絞って参照できます。
📌 作業中に詰まったときは
PART 08「よくある落とし穴と対処法」を辞書的に参照してください。エラー別・環境別の対処パターンを整理しています。
こんな場面で役立つシリーズです
- 本番稼働中だがソースが見当たらない。ベテラン担当者が退職し、ロードモジュールだけが残っている状態でシステムを引き継いだ。
- マイグレーション前の棚卸し。Java 移植や AWS 移行を進めるにあたって、COBOL 資産の全量とモジュール境界を把握する必要がある。
- モノリシックなコンパイル単位を機能単位に分割したい。一つの巨大なロードモジュールに複数のプログラムが詰め込まれており、個別に管理・改修できるよう分離したい。
- 障害調査・性能改善のためにソースが必要。リスト出力やシンボル情報から動作を推定し、修正可能なソースコードとして再構成したい。
シリーズ全体のゴール
このシリーズを通じて達成するゴールは次の通りです。
🎯 シリーズのゴール
コンパイルモジュール(ロードモジュール・オブジェクトファイル)から、各機能単位のソースコードファイルを再構成し、再コンパイルして元の動作と等価であることを確認すること。
さらに、分離したソースコードを Git 管理下に置き、次のモダナイゼーション工程(Java 移植・API 化・クラウド移行)へ接続できる状態にすることを最終ゴールとします。
シリーズ構成一覧
Series — 全10回
PART 01
現在
はじめに — この記事の使い方・シリーズ概要
✅ 次の章では…
PART 02 では、COBOL のビルド成果物(ソースコード・コピーブック・オブジェクト・ロードモジュール)の関係を図解し、「ソースがない状態」で何ができて何ができないかを整理します。